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ゆうちょ口座へ銀行から振込するには|注意点と「支店名・口座番号」の確認方法

法律事務所では現金の振り込みをする機会は多いです。

手数料のことを考えると、ATMや、ネットバンクでの振り込みをしているのではないでしょうか。

多くの法律事務所では、メインバンクとしてゆうちょではなく銀行を使用しているかと思います。なので、振込先が銀行や信金、農協などの場合には、特に問題なく振り込めます。

しかし、振込先がゆうちょだった場合には少々確認が必要です。

今回は、銀行からゆうちょへの現金振り込みの方法、注意点についてです。

目次

ゆうちょの口座には番号が2つある

一般的な銀行や信金、農協などでは、口座の特定は支店名と口座番号でされています。

しかし、ゆうちょ銀行では、このような番号が2種類あり、今も両方とも使われています。

ゆうちょ銀行の他の金融機関との相互振込対応の経緯

実は以前のゆうちょ(郵便貯金~ゆうちょ銀行の初期)は、ほかの銀行との相互の振り込みに対応していませんでした。

ゆうちょ銀行は、2009年(平成21年)1月4日まで全国銀行データ通信システム(全銀システム)への加入ができなかったため、他の金融機関との相互に振込はできず、特定の提携のある金融機関に限って、相互送金が可能であった。

出典元:Wikipedia

2009年になってようやくほかの銀行との一般的な振り込みに対応したという経緯があります。

ゆうちょ銀行の「記号番号」と「支店名・口座番号」の関係

ゆうちょ(郵便貯金)は、一般的な銀行と異なり、「支店」がなく、振り込みなどの際の口座の特定は、ゆうちょ(郵便貯金)独自の「記号番号」でなされていました。

上記のように、2009年に他の金融機関との相互の振り込みが可能なった際に、他の金融機関と同じ「支店名・口座番号」が、新たに付されました。

なので、ゆうちょ口座には今も、「記号番号」と「支店名・口座番号」が併用されています。

銀行から郵貯に振り込むには「支店名・口座番号」が必要

上記の通り、そもそも他の金融機関とのやり取りのために「支店名・口座番号」が付されたので、当然ながら、銀行からゆうちょへ振り込むには「支店名・口座番号」を使います。

振込先の口座としてゆうちょ銀行が指定された場合には、知らされた番号が、「記号番号」ではなく「支店名・口座番号」であるかの確認は必須です。

ゆうちょ銀行の「支店名・口座番号」を確認する方法

通帳で確認する

ゆうちょ銀行の通帳を最近作った方、通帳を窓口に持っていく機会があった方は、通帳の1ページ目の下のほうに、「支店名・口座番号」の記載がされています。

最近全く使っておらず、「支店名・口座番号」の記載などない、という方は、ゆうちょの窓口に通帳を持っていけば、すぐにその場で記載されます。

何かの機会があれば「支店名・口座番号」を通帳に記載してもらっておくと、いざというときに便利です。

ゆうちょのサイトで確認する

振込先がゆうちょである場合、できるだけ口座をお持ちの方から「支店名・口座番号」を直接お知らせいただくのが間違いがなくて一番です。

ですが、ご年配の方などですと、なかなか説明がうまく通じず、「支店名・口座番号」の聞き取りができないことがあります。

そのような場合、「記号番号」がしっかりと分かっているのであれば、ゆうちょのサイトで「記号番号」から「支店名・口座番号」を変換して調べることができます。

基本的には、「記号番号」さえわかれば口座の持ち主でなくてもだれでも「支店名・口座番号」を調べることができるので便利ではありますが「口座名義人」の名前が表示されるわけではありません。

現金のやり取りは、法律事務所にとってミスが許されない場面です。

できるだけ確実性を持たせたいので、できれば、口座の持ち主から直接「支店名・口座番号・口座名義」といった通常振込に必要とされる情報を入手するのが好ましいです。

その際も、電話などで口頭での確認では間違いがあるといけないので、可能であればFAXやメールなど、後に残る形でお知らせいただくのが一番です。

ゆうちょ口座へ銀行から振込するには まとめ

郵貯の民営化に伴い、ゆうちょ銀行も以前に比べれば、他の金融機関とのやり取りはしやすくなりました。

それでも、一般的な銀行に振り込む場合に比べると、いくつか気を付ける点があるのでまとめました。

ゆうちょ銀行へ他の金融機関から振り込みする手順

  • 振込先の番号が「支店名・口座番号」であるかを確認する
  • 「記号番号」しか知らされていない場合には本人に「支店名・口座番号」を確認してもらう
  • 本人から聞き出しにくい場合は、ゆうちょ銀行のサイトで「記号番号」から「支店名・口座番号」を調べる

また、振込先がゆうちょ銀行に限るわけではありませんが、一般的に口座の情報は口頭ではなく、メモやFAX、メールなど、後に残る形で手に入れることが望ましいです。

  • 銀行名
  • 支店名
  • 口座番号
  • 口座の種類(普通か当座か)
  • 口座名義(フリガナも)

最低限、これらの情報を間違いなく入手することが大切です。

それでは。

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