裁判所の書記官から、「期日請書出してください」と言われることがあります。
期日請書は「きじつうけしょ」と読みます。
弁論期日や弁論準備期日などで次回期日が決まった場合、裁判所にて口頭で確認がなされるので期日請書は不要です。
第1回期日を被告が擬制陳述した場合の第2回とか、期日が変更になった場合など、裁判所が間に立って双方の予定をすり合わせて期日を決めた場合などは、期日請書を出してくださいと裁判所の書記官に言われます。
期日請書はとても簡単な書面です。なので事務局で作成、提出することが多いです。
提出の仕方と、書面の見本を作成しましたので載せておきます。
期日請書の書式見本
期日請書の見本です。東京地裁での民事事件、原告代理人を想定して作ってあります。
調停事件の場合は、「原告・被告→申立人・相手方」になります。刑事事件の場合は当事者は「被告人のみ」なります。
参考>>原告・被告・被告人?法律事務所でつかう当事者の呼び方について
〇〇の部分は事案に応じて埋めてください。裁判所名や、原告訴訟代理人の部分も事案によって適宜変えます。
期日の種類(弁論期日や尋問期日など)を特定しなくても問題ありません。もちろん特定したほうが丁寧な書類です。事務所によってやり方があると思うので合わせればいいですが、「御庁事件の期日を・・・」という書き方で、特に何か言われたことはありません。
提出者は、担当弁護士1名の名前を書いておけば大丈夫です。弁護士名の横には職印を押します。
期日請書の提出の仕方
期日請書は基本的に、裁判所の書記官に「出してください」と言われてから出す書類です。提出は、裁判所へFAXで提出します。
相手方に送る必要はありません。事件番号などを期日請書にしっかり明記してあれば、送信書を付ける必要もありません。
期日請書のみをぺらっと、裁判所へFAXすれば足ります。
期日請書の書式見本と提出方法まとめ
期日請書は簡単な書面なので、初心者の頃から扱うことも多いだろうと思い書式から作成してみました。
ポイントは
- 裁判所の書記官から指定された日時を含め、当事者名、事件番号などの情報を間違わずに入力すること
- 弁護士の職員を押すこと
- 裁判所に対してのみFAXで提出すること
今回は、期日請書の書式見本と提出方法についてまとめました。
それでは!